役人は御馳走や金品への欲望を捨てて、厳正に判断しなければならない。民からの訴えは、日に1000件もあって、年にしたらすごい数になる。最近は賄賂をもらうことが常識となって、その量を見てから判断している。賄賂をたくさん贈ることができる者の訴えは、池に投げた石がなんの抵抗もなく沈んでいくように簡単に通り、貧しいものの訴えは石が水を通さないように通ることがない。これでは貧しい者たちは途方に暮れるだけだ。賄賂をもらうことは役人の道に背いている。

これが十七条の憲法の第5条のだいたいの意味。今の刑法でいう収賄の禁止ってことなんだろうけど、「貪欲」に対する戒めという見方をすれば、みんなに当てはまるんだろうなぁ。 欲って不思議なもので、一つ手に入れると次が欲しくなるって性質があるよなぁ。同じ欲でも自己実現とかそんな欲求であれば問題はないんだろうけど、物への過剰な欲求じゃ~なぁ。気付けねーとな。