5月20日<流地>

今日は

流地って何のことだか分かるっかぁ?島流しの場所ってことじゃねーぜぇ。

農民が借金して質に取られた田畑のことで、江戸時代に流地禁止令ってのが出て、期限までに借金を返さなくても、いつか返せば取り戻せるってお触れだったらしい。

まぁ、農民を土地に縛り付けておくには必要な政策だったんだろうが、このお触れのせいで、農民は金を借りれなくなっちまって、却って困っちまったらしい。まぁ、幕府の失政ってなもんだな。

うんでも、これって江戸時代だけのことなんかねぇ。流地ではねーが役人が机の上だけで考えた政策には、似たようなのが多いような気がするんだが。

今日は、その流地禁止令のお触れが出た日。やっぱ、お役人ってのは昔も今もあんまし変わってねーのかもな。

Posted by 拓人