常識(9月19日)
明治3年の9月19日に「平民苗字許可令」ってのが出されて、みんな苗字を名乗るようになった。もっとも、この当時は旧暦だったもんで、新暦に直すと10月らしいんだけどな。
それはそうとして、今「苗字」って言うと氏名の「氏」のことだよなぁ。姓名っていうと「姓」に当たるんだか、実はこれらって全部違うものだったらしい。「氏」ってのは血の繋がりを示すもので、「姓」ってのは中央から認められた位、「苗字」ってのは、同じ氏でも他の一家と区別するために名乗った家の名前だったりする。今は、これがごっちゃになって使われてるんだよなぁ。
ちなみに、氏ってのは血の繋がりを占めすもんだから、江戸時代までは女性は結婚しても氏は変わらなかった。それが変わったのは、明治以降なんだよねぇ。でも、夫婦別姓は日本の伝統に反するから反対っていう意見も聞こえてくる。伝統とか常識っては言うけど、それって個人の価値観の話だよなぁ。議論がごっちゃになってると思うのはオレだけかねぇ?