仮託(1月28日)
今日は紀貫之が「土佐日記」の旅に出た日らしい。旅って言っても、遊山旅じゃなくて、赴任地の高知から京都に帰ってくる旅らしいんだが。
でも、書き出しって「男が書く日記というものを、女である私もしてみようと思う」ってなってるんだよねぇ。貫之って男なんになんでこんな風にしたんだろうねぇ。ひょっとして、LGBTqだったのかなぁ。それとも、当時は女性用の文字だった「かな」で書いたから、女性のふりをしたのか。今だったら、自分の好きな風に書けばいいじゃんってなもんなんだけど、やっぱ、社会的な圧力ってのが大きかったんかねぇ。
今、多様性とかって、いろんなことができるようになってきたと思うんだけど、それでも、まだまだ、偏見ってのはあるらしいねぇ。どこまでが正統な差異の認識で、どこからが偏見かって問題もあるけど。