表現(6月20日)

今日は、以仁王が平家打倒に立ち上がった日らしい。1180年のことな。平家物語に詳しくかかれているんだが、平家方は「すはや宮こそ南都へ落ちさせ給ふなれ。追っかけて討ち奉れ」って、以仁王を追っかけたんだとか。
まぁ、物語としてはこう書くんだろうが、普通憎い敵に「給ふ」とか「奉れ」とかって尊敬の意味の言葉使うかねぇ。「奈良なんぞに行く前に、捕まえて殺しちまえっ。」ってのが普通のような気がするんだが、やっぱ、皇族相手だと言い方が違うもんなんかなぁ。実際、どういう言葉を使ったのががすんけー興味があったりする。もっとも、今となっては確かめようがねーが。
ってことは、物語の格式を高めるためには、リアルじゃない表現ってのもテクニックとしてはありなんかなぁ・・・っても思ったりして。