目的(1月12日)
今日はイギリスでナショナル・トラストが発足した日らしい。名所遺産や自然景勝地を末永く継承していこうっていう団体で、1895年のことな。
やっぱ、遺産とか豊かな自然ってのは未来の人たちに残していかなきゃねーだろうかんなぁ。それは、オレも賛同するんだが、オレが引っかかってるのは、そういう運動によって愛国心や国民の一体感を醸成することが目的になってること。それって、どうなんだろうなぁ。
国民国家っていうのもあるけど、結局は、全体を内と外に分けて内側の求心力を強めようってことになると思うんだが、それって排他的な考え方につながりやすいんだよなぁ。もち、そうならなければいいんだろうけど、求心力を高めれば高まるほど、逆の作用も強くなっている。
黙って、「素晴らしいものは未来に残していこう。」それだけでいいような気がするんだが。